「口テープ」を私も実践しています
愛歯科医院に来院される患者さんにお伝えしていることの一つに、「口テープ」があります。
「あいうべ体操」で有名な今井先生が、その著書にも書かれていることなのですが、眠るときに口にテープを貼るというものです。
呼吸は本来、鼻で行うものです。すべての動物は、鼻で呼吸をしています。
「ヒトだけが、口でも呼吸できるようになってしまった」と私は考えています。
(発声発語ができるようになったのとひきかえではありますが)
口でも呼吸ができるとはいえ、口呼吸が習慣になってしまっては大問題です。
口呼吸は「知られざる生活習慣病」とも言われます。また、「口呼吸は万病の元」とも言われます。
このあたりの詳しい内容は、また機会をあらためてこのブログで書いていこうと思います。
患者さんにお伝えするだけではなく、自分でも「あいうべ体操」と「口テープ」を実践しています。
正直なところ最初は半信半疑でしたし、花粉症持ちの自分が果たしてできるのだろうかと心配でもありました。
ところが実際にやってみると、鼻が通って口呼吸を防ぐことができるし、口呼吸を回避できると、その効果で花粉症も軽減できています。
いい循環が起こってきていますね。
また、「眠りの質がよくなる」ということを実感しています(あくまでも私個人の感想です)。
口テープをして寝た時は、朝の目覚めがいいんですよね。
心なしか、お酒を飲んだ翌朝の、アルコールの抜けもいいように感じます。
今では口テープ専用のグッズも販売されているようですが、私自身はあまりコストをかけずに、一般的で安価な「サージカルテープ」を使っています。
学会出張に出かけるときにも、洗面道具セットの中にはテープが入っています。
関連のお話し